平野由希子のワインの時間 Vol.4 -すき焼きとワインを楽しむ-
-すき焼きとワインを楽しむ- -食卓から季節を感じ、その恵みを楽しんでみませんか?- 四季ごとに味わいたいワインと料理を、料理研究家の平野由希子さんに教わる連載。 4回目のテーマはすき焼きとワインです。 春野菜を使ったすき焼きで、名残の冬と走りの春を味わいながらワインとともにおいしい時間を過ごしましょう。
使用中の製品:(左から時計回り)ライスボール、アイスクーラースリーブ・WA126、ラウンド・プレート・LC 23cm、
一般的に、和食に赤ワインを合わせるのは難しいとされていますが、すき焼きは別。「和食のなかで最も赤ワインと相性のいい料理といえます」と平野さん。割り下に赤ワインを加えることで、ワインにより合う味わいになります。 |
これまでの作り方とは異なる、斬新なすき焼きレシピ。たっぷりの割り下で牛肉にゆっくりと低温で火を通すことで、肉の旨みが引き出されます。まず肉のみを味わってから、野菜を煮るのもポイントです。春野菜のすき焼き牛すき焼き肉 500g 春キャベツ 1/6個 新玉ねぎ 1個 筍(ゆでたもの) 1/4個 三つ葉 1束 あさつきの芽 適量 舞茸 1パック しらたき 1袋 焼き豆腐 1丁 赤ワイン、昆布だし、しょうゆ、みりん 各1/2カップ 砂糖(きび砂糖、三温糖など)大さじ3作り方 1. 鍋に赤ワインを入れてひと煮立ちさせ、昆布だし、しょうゆ、みりん、砂糖を加えてさらにひと煮立ちさせ、割り下を作る。 2. 春キャベツは大きめにちぎる。新玉ねぎは半分に切り、1㎝幅に繊維を断つように切る。筍は穂先と根元を分け、穂先は縦半分に切る。三つ葉はざく切りにする。舞茸は小房に分ける。しらたきは下ゆでした後、食べやすい大きさに切る。焼き豆腐は8等分に切る。 3. ココット・ジャポネーズに1の割り下を入れて温める。60〜70℃程度に温めて肉を入れて色が変わってきたところで引き上げ、そのまま、または溶き卵につけていただく。 4. 野菜、豆腐も加えて火の通ったものから食べる。 やや浅めのジャポネーズは、今回紹介するすき焼きにもぴったり。和食の鍋ものはもちろん、リゾットなどの洋食にも活躍します。 |
「甘辛く、コクのある割り下でゆっくりと火を通した牛肉は、やわらかく繊細な口当たりで、肉本来の旨みもしっかりと楽しめます。ワインはやはり赤がおすすめ。なめらかなタンニンのメルロや日本のマスカットベリーAなど、ほどよい渋みとまろやかな味わいのものが合います」と平野さん。 すき焼きのしめにはうどんやごはんを入れてもおいしい。使用中の製品:ライスボールワイン名称:左から ■ロック 2011/シャトー・デュ・ロック ■ジュブレ・シャンベルタン 2004/ ピエール・ブレ・ペール・エ・フィス ■マスカットベリーA樽熟成 2012/ シャトー酒折ワイナリー |
「アイスクーラースリーブ・WA126」は冷凍庫でよく冷やし、ボトルの上からかぶせるだけで、ワインやシャンパンを効率よく冷やすことができる便利なアイテム。シンプルなデザインなのでどんなテーブルにもなじみ、野外でも活躍します。
「テーブルモデル・ギフトセット・GS110」はボトルにセットしてハンドルを右に回すだけで、簡単にコルクを抜くことのできるオープナー。左に回すとコルクが外れます。また、フォイルカッターもセットされています。使用中の製品:右:アイスクーラースリーブ・WA126 |
平野由希子さん
料理研究家。本格的なフレンチから毎日のおかずまで、シンプルで作りやすい料理を雑誌、書籍などで紹介。 J.S.A(日本ソムリエ協会)認定ワインアドバイザー。2010年には東京・大井町にワインバー「8 huit.(ユイット)」、根津にて焼き鳥&ワインの店「76vin(ナナジュロクバン)」を経営するなど、多方面で活躍中。 |
こちらのコラムでは全4回にわたり、平野由希子先生による季節のお料理とワインの提案をしていきます。 |
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